絞りの歴史
絞り染めの歴史は古く、インドの染色技術が大陸との交流により、日本に渡来したと言われています。わが国、日本でも6、7世紀頃には各地で絞り染めが行われていました。 その後、絞り技法が次々と改善工夫され、「鹿の子絞り」に代表される高度で緻密な技法が考案され、明治時代後期には全盛期を迎えました。今日までその技術・技法は伝承され、現代生活に華麗で優雅な数々の絞り染め製品が愛用されています。
伝統的工芸品「京鹿の子絞」
伝統的工芸品「京鹿の子絞」は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律により、国の指定を受けています。指定された技術・技法で生産された製品には伝統的工芸品であることを明らかにするため、伝統的工芸品産業振興協会の発行する「伝統証紙」が添付できます。 また、京都の絞り産地の製品であることを証明し、責任を持つために、京都の絞り製品には京都絞工業協同組合もしくは京鹿の子絞振興協同組合の発行する「産地証紙」が添付されています。
職人の手仕事
藤井絞では、厳選された作品づくりのための素材はもちろんのこと、職人の手仕事にもこだわっております。古くからの手仕事と技術を継承し、職人ならではのものづくりの今までとこれからに取り組み続けます。