社長日記

職人技 その2

先日に引き続き、今回は絞り染め職人です。

何十とある染料を混ぜ合わせ、色をつくります。
ほんとうに目分量で、少しづつ配合します。

名古屋帯を染めています。お湯の温度は約70℃。
今の季節はまだいいですが、夏はたまりません。


上の画像は、染め始めで、薄い色の段階です。
濡れていて色がわかりにくいので、、ドライヤーで生地を乾かして色を確認します。

下の画像は見にくいですが、指先ぐらいの大きさの見本ぎれと色をあわせています。
白生地から色が合うまで、約小一時間。
いつ見てもたいへんな作業です。水何リットルに対し、染料何グラムとデータで決まって
いるわけではありませんので、厳密に言うと再現性が難しく、同じものが出来ず、
すべて一点ものになります。
この名古屋帯、今は青いですけど、地色は最後グレーになります。
完成品の青い部分はほんのわずか。この後、職人技その1で見てもらった帽子絞をして
柄を包み、青色を抜いてグレーに染め替えます。ですから、グレーの地色にちいさなブルーが
入った名古屋帯になります。
この帯は二色上がりですが、色数が多ければ多いほど商品は、絞り職人と染め職人の間を行ったり来たり
して完成することになります。
そういうことで、絞りはすべて分業です。どこで失敗しても商品は出来上がりません。
絞りの工程はたすきをつなぐリレーに近いかんじです。次の人が仕事をしやすいよう、きちんと仕事をして渡す。
私どもはその統率をはかる監督やコーチといった立場でしょうか。

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