一昨日、友人の結婚披露宴がありました。仕事関係以外の披露宴は本当に久しぶりでした。
新郎新婦とも、きもの業界の方ではないのですが、披露宴中ずっと和装で、
珍しいなと思ったのと、とても幸せな気分になりました。
列席者もきもの姿の方が多く、男性も数人いました。振袖の方も数人いて、華やかで
たいへんよい披露宴でした。
私はお召しのきものと羽織(一つ縫い紋)に米沢の縞の袴をつけて伺いました。
袴はたまにつけるといつもと違った気持ちで、わくわくします。
そういうと今年は例年になく袴をつける機会をふやしていて、自分のなかで流行りのように
なっているなあと改めて思いました。袴をつけると着回しが多くなり、お洒落の幅が広がります。
ふだん着ている絞りのきものはあまり着れませんが・・・。
話が逸れましたが、披露宴に出席する際に男性はスーツがあるのでネクタイを変えたり、チーフを挿したり、
洋服での対応が出来ますが、女性の洋服って難しいですね。
流行があり、アクセサリーやバッグ、靴その他、あと体型が変わると着られなくなるということも起こってきます。
しかしきものは持っていたら迷わずに着られて、作った時から10年、20年というスパンで対応出来ます。
きものってたしかに作るときは高額ですが、着る回数で考えたらお値打ちだなあと感じます。
かみさんに、ことあるごとに洋服を作られたら、たまらないこともありますが(笑)
着ていく服がないって言われたときや迷っているときは、『きもので行けや』って言ってます。
こういう仕事をしているから偏っているかもしれませんが、きものは重宝しますよ。
披露宴での女性のきものは、華やかで、親族に対しても印象に残り、たいへん有難がられます。
男性は、新郎に間違われるか、新郎に『俺より目立つなや』って笑いながら迷惑がられるかの
どちらかです(笑)過去に何度も経験しました。
先日は弔、本日は慶のきものについてでした。
女性に関しては 仰るとおりだと思います。
特に40を過ぎ50,60と年齢が上ると
洋装はより難しくなっていくと思います。
だからといって50,60になって急に着物というのも
難しいかと。
その意味で40台がすごく重要かと思います。
40台の私達が 同年代の女性にそのことをしっかりと
訴求していく事が これからの着物の需要をぐっと
押し上げていくと思います。