少し前からホームページを作り、ブログを書いて、1ヶ月半前からtwitterを始めた
私が言うのもなんですが、インターネット上では、たいへん『きもの熱』が高いということです。
『きものを着たい』という消費者が、30歳前後~40歳前後を中心にたいへん多い感じがします。
ネットを活用している消費者ですが、たいへんアンテナが高く、よく調べていて、情報が速いのと、
拡がり方に圧倒されています。
先日の『きものアルチザン京都』展覧会で、来場者アンケートに、「アルチザンのメンバーのHPを探しましたが、
ほとんどありませんでした。」と、参加メンバーにとってたいへん耳の痛い話でした。
また、先週北陸へ出張して来ましたが、ある呉服店さんがお客さんに、
「店を構えてて、HPがないところは、電話がないのと一緒」と言われたと聞きました。
こちらも呉服店さんにとっては、たいへん怖い反応ですよね。
地元密着はもちろん大切ですが、消費者の動向は今まで以上に流動的で、いろいろな所を見て、
購買しているように感じます。特に新品のきものは、何千円のものではありませんので、消費者は交通費や時間を
惜しまず、自分の好みに合うものを探す方が増えてきたようです。もちろんネットで購買される方も多いでしょう。
きもの業界、すべてがデジタルというわけには絶対にいきません。
ただ、これからのきもの消費者の世代を取り込むには、今までのアナログ商売(対面商売)と、インターネットを
はじめとするデジタル商売とのふたつの融合が不可欠になっています。
インターネットで情報を得てから、呉服店さんに来る方がますます増えてくるでしょう。
消費者側から見ると、紹介以外で、新規の、情報のない呉服屋さんにはなかなか入りにくいと思います。
きもの専門店さんはなかなかインターネットできものを売るというのに抵抗があると思いますが、
私が申し上げたいのは、販売ではないインターネットの活用です。
店のコンセプトや取り扱い商品、日々の取り組みはもちろんですが、地元の観光地や名産品の紹介、趣味など、
多岐に渡ってHPやブログをマメに更新することが必要でしょう。
私はマメに更新していませんので、偉そうには言えないですが・・・(汗)
7年前まで、北陸を担当していた時と商売の様相が一変していましたので、インターネットの大切さを痛感しました。
その時はまだ、HP持っているところはほとんど無かったですが、現在はインターネットを使い、新たな顧客を
開拓している呉服屋さんが出てきました。お話していて、そういうお店の見据える未来は明るく感じられました。
当社が目指すのは『藤井絞』のブランディング化です。世間に『藤井絞』の商品を欲しいと思ってもらえるように
提案することです。その為にこれから精進し、なるべくブログを更新(!)していきたいと思っています。
今回は主に呉服専門店さんに向けてのブログとなりましたが、消費者の方も気がつかれた点がございましたら
ご指摘下さい。ご感想など、お待ちしております。