社長日記

月初の展示会に思う

毎月恒例の月初めの展示会が終わりました。
北は北海道、南は沖縄のお客様にお越し頂き、
『お洒落展~おかげさまで95年』の3日間はたいへん
有意義なものでありました。
お越しいただきました全国の呉服店のみなさま、
本当にありがとうございました。

ただ、ひとつ残念なことがありました。

今月のような暦の月、1日もしくは2日が土曜日になる巡り合わせの月は
各社の取り組みがバラバラで、特に日程が定まりにくく、仕入れに来られる方が
いつ出てきていいものか迷うような傾向が多いと思います。

実際、本日から展示会を開催されるところも多いでしょうし、西陣の帯メーカーが
初めて取り組む『西陣コレクション』も本日からの開催です。
いい展示会だと思うので、ご紹介はしましたが、行くのが難しいとの回答の得意先がほとんどでした。
逆に、室町界隈の展示会は当社も含めて、ほぼ先週で終わっているところが多いでしょう。

各社、各産地、いろいろな状況があり、どちらに合わすかというのが一番ネックになるとは思いますが、
同じ業界なので、何とか同じ時期に皆で一斉にお客様をお迎えできるように取り組むことが、
より大切になってきたのではないでしょうか?

室町、西陣ほか、京都のきもの業界が一丸となって、全国の呉服屋さんを全国からお迎えするために、
情報の共有化と、ネットワークづくりが急務であると思います。
いろいろな立場の方がいらっしゃるので、たいへん難しいですけどね。

私の理想は、月初めだけでも、室町界隈がきものの人でいっぱいになることです。
私たち京都の者はもちろん、仕入れにきた全国の呉服店のみなさんもきもので歩けば、
活性化にもつながるでしょう。
月初は当社社員も、全員とはいきませんでしたが、きもので接客させていただきました。
社内でも段々ときものを着る人が増えてきましたので、いい傾向ではないでしょうか。

京都が『きもの特区』になればなあといつも思います。

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