社長日記

伝統産業の日に思う『きもの特区』構想

京都では平成13年より、春分の日を『伝統産業の日』と定め、
いろんな場所で、様々なイベントが行われます。
今年は、3月12日(土)から3月21日(月)までの10日間です。

詳しくはこちら
http://www.city.kyoto.jp/sankan/densan/densannohi/

今年で9回目になるとのことです。

HPを見ていると、内容盛りだくさんで、行政が予算をかけて真剣に取り組んで
いることがよくわかります。

私は『京鹿の子絞』の伝統産業に携わっていますので、特に『きもの』に関するイベントが
気になります。

中でも、このイベント期間中は、『きもの姿の方』はお得がいっぱい!
ガイドブックに添付してある入場券で40施設が入場無料!
同じく乗車券で、市バス、地下鉄は無料!
こんなに『きもの姿』が優遇されるのは、この期間だけです。

『きものパスポート』も強力ですが、入場料、交通機関が無料というのは
なかったのではないかと思います。

それを踏まえ、以前からずっと考えることがあります。

それは、

『京都きもの特区』構想です。

京都を『きものの町』として、京都に一年中、いつ来ても『きもの姿』の方にはこの10日間の
ような優遇措置があり、『京都は、きもので』ということを定着させ、京都の町全体がきもの姿で
あふれる、『きもの特区』として制定出来ないものかと思っています。

伝統産業の一部の『きもの』ではありますが、きものに関係する、または関連性のある伝統産業は
たいへん多いです。
きものを着る人を増やしてこそ、他の伝統産業の活性化があるのではないでしょうか。
またその先には、『日本文化を守る』ということにもつながります。

現在の伝統産業は、きものだけでなくどこも厳しい。伝統産業を残していく為には、
こういう施策こそ必要であり、次代の担い手を作る基盤になると考えます。
『きもの』こそが伝統産業を守っていく鍵です。

最近になって、だいぶ行政の方たちとの関わりも出てきました。
声を大きくして、『思いを形に』できればと思っています。

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