社長日記

『きものアルチザン京都』報告

Facebook、Twitterでたくさんご覧いただいていたと思いますが、
先月29日(土)、30日(日)の二日間『きものアルチザン京都』を弊社にて開催致しました。
詳細はこちら 
  http://www.facebook.com/kimono.artisan

普段の展示とは何もかもが違っていて、プロデューサーのおかげで素敵で見たことのない空間が生まれました。
自分の店にこんな可能性があったとは、驚きと新鮮さでいっぱいでした。
「国民文化祭・京都2011」のオープニングに充てたことで、2日間ともたくさんの方にお越し頂きました。
みなさんの反応もたいへん良く、開催したことに対する我々の満足につながりました。

12名の京都のきもの業界若手が集結し、今回の2日間の開催に際し、6月ぐらいから動いてきました。
いろいろな奇跡が重なり、交わりができ、メンバーそれぞれ最大限のポテンシャルを発揮し、
実現にたどり着きました。

本当に楽しい、充実した日々でした。明けても暮れてもアルチザンについて考え、会議、Facebookで打ち合わせ。
出せる知恵、動き、ネットワーク、ありとあらゆるものを駆使し、協力し、情熱を注ぎ込んで取り組みました。
すばらしい仲間と同じベクトルで時間を共有できたこと、自分にとってかけがえのないものになりました。

「きものを未来へ」のスローガンのもとこの会を立ち上げましたが、改めて認識した当たり前のことがあります。

それは、『きものを作る人を育て、きものを作り、きもの文化を守る』ということです。

今回の展示品は、それぞれが力作揃いですが、携わっている職人さんはみなさん高齢で、後継者がいません。
後継者を増やし、残していく為には、我々の『きものアルチザン京都』がみなさんに認められ、求められ、
本物のブランドになることが急務です。
それが「こういう仕事がしたい」と思う方が出てくる一番の近道だと思っています。

もちろんその為には、製作と販売と両輪で動かさないと成り立って行きません。

自分たちで工夫し、協力して、スピード感を持って取り組まないと間に合わないことを痛切に感じた会でもありました。

今後も『きものアルチザン京都』の動きに注目して下さい。

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