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2022年年頭所感

今年の干支「虎」の名古屋帯の画像です。

今年の干支「虎」の名古屋帯の画像です。

新年明けましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になり、ありがとうございました。「藤井絞」は本日1/5が仕事始めとなります。本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年末のブログにて書きましたように、2021年は会社にとって、そして自分自身にとって、あまり良い年ではなかったと感じています。コロナ禍の飽きのようなものにはまってしまい、一昨年のような情熱を持って、対応することが出来ませんでした。ですので、今年は一昨年にいろいろ考え、2年間かけて仕掛けたことが花開く年にしたいと考えています。

ということで、2022年のスローガンは【挑戦】とします。今年はコロナ禍が一段落し、経済活動、普段の生活がコロナ禍前の日常に戻っていく年になるでしょう。【挑戦】、シンプルではありますが、日常に戻っていく波を捕まえられるよう、様々な【挑戦】をしていこうと決めました。

昨年12月、「京都カジュアルキモノ展」という企画に初めて出展しました。24社ものの出展者があり、『藤井絞』は1番大きなブースを借り、『はごろ木綿』を中心に展開致しました。数年前よりやっていた別の合同展が無かったことにより出展を決めたのですが、来場される業者様の顔ぶれが、今までと全く違うことに驚きました。そして、まだまだお取引先はあるんだなぁと感じる、大変良いきっかけを頂いた、充実した展示会となりました。これを踏まえ、4月も「京都カジュアルキモノ展」への出展を決めました。浴衣の実需が始まる初夏に向けて、良いタイミングの時期であると感じています。昨年、浴衣の実需時期が盛り上がらなかったことを踏まえると、ここはチャンスの展示会になりそうです。良い結果が出せるよう、しっかり取り組みます。

場所を変える、視点を変える、組合せを変える。新しい取組みをする時に大切なことですが、『藤井絞』は新年早々、様々な展示会に出展致します。まず最初は、1/6,7に恒例となっています「和の風〜東京初市七社合同展」を、日本橋『綿商会館』にて、絹物を中心に発表致します。染、織、帯、小物のこだわりの専門店が集います。毎年、早くから業者様がいらっしゃる会であり、1年を占うスタートの会です。綿商会館の他のフロアでも、京都の様々な会社同士が組み合わさり出展されていますので、いろいろな物が一堂に見られる機会です。業者の皆様、是非お越し下さいませ。

その後すぐの1/8,9、同じ『綿商会館』の別フロアにて、「東京浴衣展」を開催致します。数年前までは、その年の最初の新作浴衣発表は、2月初めの京都だったのですが、「東京浴衣ウィーク」という浴衣を東京で一斉に発表する機会を知り、そこに合わせ、発表するようになりました。例年「東京浴衣ウィーク」は、成人式後、三連休明けの火曜日がスタートになるのですが、その前哨戦の三連休の土日に開催致します。土日の開催は、業者様がお客様をお連れしやすく、仕入れリスクを軽減出来るメリットがあります。コロナ禍で弱くなった浴衣需要ですので、1点でもたくさん販売したい我々と、販売する為の在庫を出来るだけ少なくしたい業者様との思いが合致した、展示会だと言えます。何回も書いていますが「藤井絞」は、直接の小売販売は致しません。必ずどちらかの業者様を介した販売とさせて頂いています。ですので、消費者の皆様も是非お問合せの上、ご来場下さい。心よりお待ちしています。

2回に渡る東京浴衣展の案内状です。

2回に渡る東京浴衣展の案内状です。

引き続き、1/10,11,123日間、『田源』様に場所を変え「kimono mariage」という企画に参加します。こちら、昨年始まった企画でありますが、今年12社に出展が増え、大きくなっています。初出展の弊社としましては、新鮮で楽しいものになるだろうと期待しています。こちらも業者様、消費者様が混在した展示会となりますので、弊社に関しましては「浴衣展」同様のルールで出展しますので、ご了承下さいませ。皆様のお越しをお待ちしています。

「kimono mariage」藤井絞初出展の展示会です。

「kimono mariage」藤井絞初出展の展示会です。

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宣伝ばかりになりましたが、コロナ禍の緊急事態宣言下では、集客の為の告知、宣伝が中々出来ませんでした。今年、どのようになるかわかりませんが、昨年掲げた『リベンジ浴衣』に再び取組みます。そのスタートがこの「東京浴衣展」と「kimono mariage」になります。コロナ禍で、着物や浴衣が着にくい2年間で、業者様におかれましても厳しい状況が続いていたことと思います。今年はその反動で、飛躍の年になれば有難いです。

今年は、一昨年、昨年とお休みしていました「東京キモノショー」、そして昨年秋に開催され、成功裡に終わった「きものサローネ」の両方が開催される予定です。コロナ禍次第ではありますが、お祭りや花火大会なども、開催されるのではないでしょうか。京都に関して言えば「祇園祭」は、『鷹山』という休み山が約200年ぶりに復興することもあり、山鉾巡行が行われることを切に願っております。

様々な展示会、イベントが行われる1年になると思います。「藤井絞」は出来るだけ出展、参加を積極的にやって行きます。【挑戦】はその思いの表れであり、リアル含め、ネットを使った告知や販売も、2年間で培ったものをしっかり実に結びつけたいと思います。

弊社もですが、様々な補助金関係で緩和されていた状況が、今年は補助金の守りがなくなり、これからは何も後ろ盾がなく経営していくことになります。きもの業界に関して言えば、倒産や廃業、統合、買収などが今まで以上に増えてくるようになるでしょう。これからの淘汰に巻き込まれない為にも、常に【挑戦】の心を忘れず、「藤井絞」らしくあり続けたいと決意致しました。

これからも難しい状況は続くと思いますが、今こそ、川上、川中、川下の連携が、より大切です。様々な情報交換を密に行い、きもの業界を盛り上げていく一翼を担えれば、やり甲斐も大きくなります。そんな1年にし、諦めず、腐らず、飽きずに【挑戦】し続けます。

今年も1年、「藤井絞」を何卒よろしくお願い申し上げます。

藤井絞株式会社 藤井浩一

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