社長日記

2022年を振り返って

皆様、大変ご無沙汰しております。恥ずかしながら、新年以来、大晦日に今年2回目の投稿です。

新年に記した今年のスローガンは【挑戦】でした。コロナ禍は依然続いていますが、生活様式を含め対応が少しずつ緩和され、活動が活発になってきました。【挑戦】ということで、様々なイベント、展示会に、とにかく参加し続けた1年でした。参加できること、呼んで頂ける喜びを感じた1年でもありました。多くの方々とお会いし、また大規模なパーティーなどの開催も始まり、対面での交流の楽しさ、大切さを改めて認識した日々でした。

とにかく「参加する」ことで、きものの熱量を感じたい一心でした。「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の期間が長く、出かけにくい、リアルに会えない、制限が多いなどの縛りが多かった昨年に比べ、今年は展示会、イベントの開催が増え、多くの方がアクセルを踏み出した1年でした。その波に乗ろうと、参加し続けました。

大きなイベントとしましては、5月、3年ぶりに開催されました「東京キモノショー」、昨年に引き続き東京国際フォーラムで11月に開催されました「きものサローネ」と、春秋の2大きものイベントが3年ぶりの揃い踏みとなりました。どちらも規模を拡大し、そして多くの来場者に恵まれ、熱いきもの熱を感じたイベントになりました。私は2つのイベントで、共に実行委員をさせて頂いており、主催者側でもあり、参加者でもあり、様々な立場で携われることに喜びを感じています。特に「きものサローネ」は開催10年という節目を迎え、体制も変わり、感慨深いものがありました。ステージイベントの『2023年夏先取り!新作夏物特集!!』というファッションショーは、私の発案で企画したのですが、おかげさまで、多くのメーカー、ブランドにご参加、ご協力を頂き、開催することが出来ました。ずっと前からやりたかった企画に【挑戦】した結果、想像していたより遥かに良いショーになり、満足度の高い成果が得られました。こちらはまた機会があれば、是非やりたいと思っています。 

さて、今年の展示会の傾向でしたが、初めてや、そして数年ぶりに個展としてお取扱い頂く呉服店様が例年より多い印象でした。また百貨店様での個展も多く開催して頂きました。この理由は明確で、弊社オリジナルの木綿きもの「はごろ木綿」への注目が高まったことによりオファーが増えました。とにかく柔らかい、絹のような落ち感があり、着やすい。光沢があり、木綿に見えない。そして、家で洗える。と、今までの木綿きものの概念を覆すような新しいきものの提案ですので、今までのものと違うと、わかりやすいことが受け入れられたのだと思います。この「はごろ木綿」ですが、カジュアルきもので有名なきもの雑誌「七緒」の『新しい木綿』特集でも今秋に取り上げて頂き、より一層、注目度が増しました。体感で25℃以下ぐらいからの気候から着るもので、大体、秋10月〜春4月までの7ヶ月間の着用を推奨しています。とは言いましても、体感は人それぞれですので、自由にお召し下さい。という私も、今年は6月の初めまで着ていました。

この「はごろ木綿」もある意味【挑戦】でした。構想からすると、7,8年。真剣に取り組んで3年を費やして作り上げた思い入れのある商品です。毎日きものを着ている自分自身が良いと感じるものですので、消費者の皆様には、良さをより感じて頂けると自負しています。実は、本心は「正絹」を着て頂きたいですし「正絹」に勝るものはありません。しかし、ニーズは「正絹」ばかりでは無くなってきています。コロナ禍で考えも着方も随分と変わりました。そこに合致しているきものが「はごろ木綿」だと考えています。今後も新柄、新色、提案を増やしていきますので、是非ご期待下さい。「はごろ木綿」をまだ見たことがない、触ったことがないという方でご興味があります方は、弊社のFacebookInstagramで展示会情報をご覧になり、是非どちらかでご確認下さい。よろしくお願い致します。

今年は「祇園祭」がコロナ禍前のように開催されたことも明るいニュースでした。後祭で『鷹山』の196年ぶりの復活も大きな話題となりました。弊社へお越し下さいましたお客様も多く、何か懐かしい感覚になりました。やはり祭は賑やかで熱くないと盛り上がりませんね。今年は、全国の各行事の開催の有無が分かれました。来年こそはどの花火大会やお祭りも開催されますよう、切に願っております。

実は、毎年スイスイ書ける締めのブログなのですが、今年は全然進まないのです。なんでだろうと考えていましたら、最近Facebookでの投稿をほとんどしていないなぁと。書く力、文章にする力、まとめる能力が衰えているなと感じました。Instagramでは毎日のようにきものの着姿を投稿しておりますが、告知が多く、考えを述べることは少ない為、こんな状況になってるのかと。私は、FacebookInstagramtwitter、ブログ、あとClubhouseとやっていて、それぞれ役割が違いますが、今の熱量は、InstagramClubhouseにあります。コロナ禍で始めたこの2つのものが、自分の中でしっかり根付いたと感じています。元来、飽き性なので、よく続いているなぁと自分でも不思議ですが。来年はもっと書けるように精進したいと思います。各SNSのアカウント、添付しておきます。是非フォロー願います。

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【挑戦】を掲げて走った1年。会社は一進一退の状況で、コロナ禍前まで戻るにはまだまだ厳しい内容です。ただ正直、戻ることはないですし、内容が変わってきてますので、単純に比較するのは違うと考えています。コロナ禍前との比較ではなく、新しい基準、考えで経営していくことがこれからは大切かと。もちろん「絞り染め」を産業として未来へ繋げる為、様々な【挑戦】は続けていく所存です。

告知ですが、新年早々に「東京初市」と「東京浴衣展」がございます。沢山の方々とお会い出来ますよう、心よりお待ちしています。

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今年もたいへんお世話になり、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年も藤井絞をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

藤井絞株式会社

藤井 浩一

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