今年も、『第61回京都染色美術展』が開催されます。
我々は『美協(びきょう)』と短縮して呼んでいます。
『美協』の大きな特徴として、3点あげられます。
①60年の歴史がある。
②公的な美術館で開催される、現代のきものの唯一の展覧会。
③伝統的な工法の『京友禅』『京繍』『京鹿の子絞』を中心とした、職人による手仕事に
こだわる逸品揃いである。
長い歴史があり、且つ美術館でご覧頂けるきものの会は、唯一この会だけでは
ないかなと思います。
そして、昨年60回を開催して、大きな区切りを迎え、今年からは新体制にて取り組む
運びとなりました。
今回の『美協』の特徴を3点。
①次代を担う業界若手(30~40代)が中心となり、取り組む。旧会員8名に、新会員7名が加盟し、
今までの良き美協を踏襲し、これからの時代の美協を作り上げる。
②60年を彩った会員の作品を一同に展示し、『メモリアル展』を併催。きものの力、技術の素晴らしさを
説明書きを用い、分かりやすく展示。
③協力出品して頂く、「西陣手織協会」が今年40周年を迎えるにあたり、歴史を辿り、作品を振り返る
『西陣手織協会40年の歩み』を展示。
そのようなことで、今回作成しましたポスターがこちら。
何度も打合せして、素敵なポスターに仕上がりました。
先日発売されました『美しいキモノ春号』のP92,93にも掲載されています。
振袖2枚と、黒留袖1枚、たいへん手間のかかる仕事のきものです。
是非、雑誌をご覧下さい。
こちらの作品は、『メモリアル展』に出品される予定となっております。
私が美協の青年会に入ったのが、もう13年ほど前になります。
そこから比べますと、会員数も少なくなり、青年部もなくなりました。
しかし、61回目を迎え、新たな体制で開催することの意義を、会員みんなが
理解し、同じ思いのもと、進めていっています。
そのような中で、本日『京都染色美術協会』のFBページも出来ました!
http://www.facebook.com/kyoto.bikyo
作品の説明や、取り組みについて、随時発信していきたいと思います。
ほんまもんの作品がご覧頂けます。FBページには、是非『いいね!』をお願い致します。
美協の歴史で今までやってこなかったことにチャレンジしています。
我々世代だから出来ることもある。そう信じて日々取り組んでいます。
年度末の平日ではございますが、一人でも多くのお客様に足を運んでいただけますよう、
伏してお願い申し上げます。
第61回京都染色美術展覧会 詳細
日 時 : 平成24年3月28日(水)、29日(木)、30日(金) 9時~17時まで(入館は16時30分まで)
場 所 : 京都市美術館 1階 (京都市左京区岡崎公園内)
主 催 : 京都染色美術協会
共 催 : 京都府 ・ 京都市
後 援 : 京都商工会議所 京都市教育委員会 NHK京都放送局 京都新聞社 KBS京都放送局
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