社長日記

2016年を振り返って

藤井絞は昨日12/26に、2016年の営業を終了致しました。今年もたいへんお世話になりありがとうございました。本当にご無沙汰しております。久しぶりのブログ更新となりました。今年1年間で2回目という更新結果で、恥ずかしい限りです。尚、メディア掲載やイベント、展示会などの情報は藤井絞のFacebookで発信していますので、そちらをご覧下さいませ。

https://m.facebook.com/fujiishibori.kyoto/

今年の目標は「挑戦」でした。展示会の案内状の原則廃止、常設展示、ニューヨークやシンガポールにおいての「きものアルチザン京都」の取り組み等、今までに経験したことが無いことに挑戦しました。結果は、良い面が多かったと感じています。

まず案内状ですが、正直来客数への影響はあったと感じています。案内状を送って来ないと苦情を仰る方や離れる方もいらっしゃいました。予想していたことでしたが、減少が許容範囲内であったことは助かりました。案内状を送りませんと書いていても、伝わっていないことに対してアナウンス不足の反省もありました。減少の反面、良いこともありました。一軒一軒のお客様としっかり打合せや商売ができ、商いの質が高まりました。より密接にお客様と結びついたことはこれからの取組みに大いに寄与してくると考えています。来年は案内状を浴衣シーズンだけ数回出す予定にしています。有難いことに年々浴衣の商いは増えていっています。すっかり屋台骨となった浴衣。新柄もたくさん出来上がってきていますので、発表をお待ち下さい。

次に常設展示ですが、お客様の御来店にスムーズに対応でき、特に浴衣シーズンには好評でした。秋口以降は展示会が重なり、商品の出入りが多かった為、展示が難しいこともありました。年々京都に来られる方が多くなってきましたので、この取り組みは続けていきたいと考えています。

参画しています「きものアルチザン京都」としての海外への挑戦は、ニューヨークでのファッショショー、シンガポールでのテーブルコーディネートの2つがありました。異国で魅せる取り組みは、常にチームワークの大切さと時間との戦いでした。自分たちだけでは到底成し得ないショーや展示を、支え、応援して下さいました方々に心より感謝申し上げます。7年目を迎えました「きものアルチザン京都」ですが、これらの挑戦を通じ、飛躍的に成長出来た1年になりました。結果、テレビ、新聞、雑誌とメディアに取り上げられ、様々なオファーを頂くようになりましたことは、たいへん有難く、やって良かったと実感しています。来年も様々なことに挑戦し、成長していきたいと考えています。

挑戦することにより、すべてが良い方向になるということはありません。しかし、挑戦しなければ見えない世界があり、そしてその経験が残り、次どうしたらよいかの指標となります。新しい経験、体験の積み上げこそがこれから特に大切になってくると感じます。

来年はどのような1年になるのでしょうか。言えることは挑戦し続け、結果を出していかないと本当に間に合わない状況です。新たな挑戦として職人の後継者を創ることに本格的に取り組みたいと考えております。

最後になりましたが、今年もたいへんお世話になりありがとうございました。来年の藤井絞の始動は4日からになります。来年も変わらぬお引き立てを賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

藤井絞 藤井 浩一

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