社長日記

変化

最近呉服店の動向が変化してきているように思います。

より早いスピードで新しい商品を探される呉服店が増えてきたように感じます。
今まで扱われてた商品は、すでに顧客へ販売済で、アイテムを変えたり、目先を変えないと
なかなか売り上げに結びつかなかったりするというような話をよく耳にするようになりました。
専門店は地域密着のところが多く、新規客がどんどん増えていくことはなかなか難しいので、
同じメーカー、問屋の商品を販売し続けることはたいへんです。
買う人が多い時代ならそれでもよかったのでしょうが、残念ながら今はそういう時代ではなくなりました。

これからは多品種少量により対応していかないといけない時代です。
消費者のニーズが特に多様化している為、提案し続けていくことはたいへんです。
そういう対応が出来るメーカー、問屋でないと残っていけなくなるでしょう。
また特徴がない商品だとより厳しくなっていくでしょう。

呉服店が今まで扱ったことのない商品を探しているのは『変化』を求めているからだと思います。
『アルチザン』や『京都呉服青年会有志の会』や『合同移動市』等へお越しいただき、
新たな商品を探して、接点を見つけていただくことも、変化ではないでしょうか。
我々、業界で若手(笑)と言われている世代にはまたとないチャンスです。
ニッチなことをしている人にもスポットが当たり出しました。
仲間同士、情報交換を密に様々な商品、提案ができるようにしていきたいものです。

1月、2月とありがたいことに新規のお客様が増えてきました。
twitterやHP、ブログでつながった方も数軒いらっしゃいます(笑)
そういう意味ではたいへん便利な時代になりました。こちらが勝手に発信していることに
反応していただけるのですから。時代の『変化』ですね。
お越しいただいた呉服店に、どのような提案ができるかわかりませんが、
何とかご期待にお応えしたいです。

今までの呉服店、新規の呉服店、当たり前ですが、消費者のどちらにも飽きられないメーカーになる。
年始に書きました『守破離』も、言い換えれば『変化』です。

藤井絞はこれからも『変化』して、いい意味で裏切り続けられれば(笑)と思っています。

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