社長日記

第61回京都染色美術展を終えて

先月末の3月28日から30日まで、「第61回京都染色美術展」が京都市美術館にて開催されました。
おかげさまで、3日間の来場者数が3500人超(昨年は1800人)と、昨年対比、約2倍の
方々にお越し頂きました。京都市が制定してます『伝統産業の日』との絡みも少なく、
また京都市美術館で併催している展覧会が何もない中で、このようなたくさんの
ご来場者があったということはたいへん価値があり、本当に有り難く、心より感謝申し上げます。

前回のブログでも紹介致しましたが、およそ半分が新入会員で、また大きな世代交代があり、そして
予算がたいへん限られる中、今回出来うる最大の成果が残せたのではないかと思っています。

主催致しました京都染色美術協会(以下、美協)ですが、今回は旧会員の経験と、新会員の知恵が
本当に良い化学反応を起こし、大きな力となり、今までとは違う美協の動きが出来ました。

諸先輩方に無理をお願いしました『メモリアル展~美協60年の歩み』は、往年の力作揃いで、
来場者の評判がたいへん良かったです。また、美協を継続してやっていく現会員も大きな刺激を頂きました。

協力出展して頂きました『西陣手織協会』は「40年の歩み」も併催下さり、素晴らしい手織り作品が
会場を彩り、たいへん華やかな会場となりました。それぞれの機屋の特徴が色濃く出ていて、見ごたえが
ありました。

今年はこの二つの協力展がなければ、本当に開催出来なかったかもしれないぐらい追い込まれた展覧会でした。
結果として何もかもがうまく行き過ぎて怖いぐらいです。私たちは本当に恵まれてました。
美協に対するそれぞれの熱い思いが交錯し、新たな美協の息吹を感じることが出来た画期的な展覧会であったと
確信しています。

ただ一方、今回の経緯や展覧会に関し、いろいろとご批判があったことも重々承知しております。
それを糧にして、来年もっともっと良い展覧会が出来ますよう、会員一同取り組む所存です。

今回の展覧会は、たいへんでしたけれど、本当に楽しく、仲間と充実した時間を過ごすことができ、
とても幸せでした。

来年は平成25年3月20日(水)祝日、21日(木)の2日間開催の予定です。
今日現在、構想を含め、いろいろともう始動しています。おそらく今年以上の作品、展覧会になるのでは
ないでしょうか。私たち会員自身もワクワクしています。是非ご期待下さい!

また来年、お待ちしております!

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